2017/11/19
ローターUNOついに実戦投入! 第3勢力なるか?

昨年ついに販売を果たしたローター初の油圧(正確には不凍液を用いた液圧)コンポーネントUNOですが、イギリスのUCI女子チーム、WNT-ROTORに採用されることが明らかになりました。共同スポンサーのWNTは、ROTORを大口顧客とするイギリスの工具メーカーであり、今回の採用はスポンサー側の意向によるものが大きいですが、UNOにとっては大きな一歩です。
UNOの一番の特徴はその軽量さです。クランクを除いたグループセットの重量は僅か1604グラム。これはSRAM RED22よりも10g軽量な値で、市販のコンポーネントではトップクラスの軽量さを誇ります。
更に機械式コンポーネントと異なり、ワイヤー伸びを気にする必要がなく、電動シフトのように従来のフィーリングを損なうこともありません。正しくこれは、両方のいいとこ取りとも言える画期的な製品でしょう。
しかし現状大きな課題が有ることも確かです。信頼性という面でもシマノやSRAMに劣りながら、肝心の機能はまだ十分に洗練されておらず、独自性以外の魅力に乏しいのが正直なところです。同じくROTORの機材提供を受けているディメンションデータが採用しなかったことから見ても、それは間違いありません。
ですが、それは逆に大きな伸びしろともとれます。油圧シフターの研究はまだまだ始まったばかりです。今後さらなる技術革新が勧めば、油圧シフターはより身近な存在となるかもしれません。しかしそれは実用品でしか無いでしょう。イロモノ技術として時代の最先端に触れられる機会は今しかありません。
http://www.bikeradar.com/us/road/news/article/rotor-uno-in-peloton-51248/
これどうせシフトも油圧にするんだったら、フロントシングル専用のほうが良うない?ブレーキも前後で1シリンダーにして、左側にまとめたらバランスも取れるし、今以上に軽くなるんちゃう

(図に表すとこんな感じ)

まあその場合、液漏れが本当に怖い事になるけどね。現行の4シリンダーでも結構きれいに収まってるし、後は価格とフィーリングがいい感じになればワンチャン覇権狙えるかも

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