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ディスクロードはまだ早い!? 関係者が語らない真実

ディスクロード2



【目次】
 1.はじめに
 2.ディスクブレーキでロードホイールは退化した
 3.足を引っ張る従来規格
 4.あえて言おう。欠陥品であると
 5.何故誰も語らなかったのか
 6.ディスクロードは『今』買いか
 










1.はじめに



近年、ようやくエンド規格が統一され、争いが落ち着きを見せたディスクロード市場。フレームメーカー各社は今が買い時とばかりにラインナップを増強していますが、本当の買い時はまだまだ先かもしれません。

何故なら今回ディスクロード市場を賑わせた大騒乱(通称、エンド規格戦争)。そのゴタゴタに巻き込まれて、ある画期的なアイディアが立ち消えてしまったからです。

この真実は多くの関係者がそれを知りつつも、メーカーの利害関係から闇に葬られました。当ブログ管理人は情報元を明かさないという条件である関係者からリークを受けました。その全容をこれから記していきたいと思います。






2.ディスクブレーキでロードホイールは退化した



ロードホイールは他自転車で使われるホイールと比べ長年頭一つ飛び抜けた存在でした。
最新技術のフィードバックを常に受け、1gでも軽く、1秒でも速くを合言葉に、様々な工夫をこらした多種多様なホイールが展開しています。自転車界で最も速くカーボンリムを採用したのもロードホイールでした。

しかし、ディスクブレーキ化によって、ロードホイールは大きな重量増を強いられます。ディスクブレーキの大きな制動力を受け止めるためにはロードホイールは余りにも軽く、貧弱すぎたのです。ハブの剛性強化やフロントスポークのタンジェント化といった諸々の対策は、ホイールセットで200g近くの重量を増加させました。さらに見た目にもスマートではありません。

それでもホイールメーカー各社は少しでも軽量化しようと様々な工夫をこらしています。しかしその結果は芳しくありません。何故ならディスク仕様ロードホイールを作る上で1つ大きな足枷になっている規格が存在するのです。








3.足を引っ張る従来規格



従来規格という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かぶのはシャフト径とエンド幅でしょう。
現状の12mmスルーアクスルとF100mmR142mmというエンド幅はMTBからフィードバックを受けたものです。しかし、一番の問題はそこではありません。事実、多くのホイールメーカーはこの規格に関して、両手を上げて歓迎しました。

しかしそこにたどり着くために多くの屍が積み重なったこともまた事実です。
特にシャフト径は15mmと12mmの2強が幅を利かせつつも、9mmクイックを流用するフレームや、前10mm後9mmのスルーアクスルと行った変わり種まで乱立し、事態は混乱を極めました。



最終的にはシマノお墨付きの12mmスルーアクスルが勝利しましたが、その影でひっそりとMTBから引き継いだ設計がもう一つあります。それが一番の問題、フロントホイールのリムオフセットです。

ディスク仕様ではブレーキローターが入る分、当然リムを左にオフセットしなければなりません。その差はハブにもよりますが、寸法にして11mm前後、このずれはフロントホイールに軽くオチョコ(ディッシュ)を作ることによって解消します。

のむラボ

画像はのむラボ日記 オフセットリムを逆に使う話 http://pass13.blog.fc2.com/blog-entry-46.htmlより


普通にホイールを組む分にはオフセットは小さければ小さいほどいいので、この設計は間違いではありません。しかし、軽量化を狙ってG3ないし2:1、反ローター側がラジアルのホイールを設計しようと思うと、ある問題が起きます。

詳しくは次の項で述べますが、ディスクロードの購入を検討している人は、絶対に見ないでください。あなたは100%リムブレーキ仕様のフレームを買うことになります。






4.あえて言おう。欠陥品であると



先ほどディスク仕様の2:1フロントホイールにはある問題が有ると述べました。
しかし、現実としてカンパニョーロからボーラDB、ゾンダDBが発売され、2:1を採用としたディスク仕様ホイールは枚挙に暇がありません。

ですが、よく見てください。カンパニョーロ・フルクラムのDB系ホイールはローター取付部と左ハブフランジの間には不自然な空間が空いています。逆にラジアル側は限界まで張り出した上、そのテンションもパッツパツに張っており、スポークテンションのバランスは少し悪い感じです。



ZONDA DB2
ZONDA DBのフロントハブ。初めはキャリパーと干渉するから隙間空けてるのかなと思ったけど、フルクラムのDB系ホイールではちょっと切り詰めてるし、スポークテンション是正のためと判明




これらの原因はリムオフセットの浅さにあります。
そもそも2:1の元祖、G3組みの歴史は浅く、初めて実用化されたのは2003年です。その時点でデュラエースはリア10速、リアホイールのオフセットは40mm近くありました。
つまり、G3組みを始めとした2:1ホイールは本来、深いオフセットを持つことでスポークテンションの左右差が均一になるように設計されています。

それを無理矢理オフセット10mmのホイールに転用するというのですから、末端設計者の努力は並々ならぬ物があったでしょう。実際ゾンダDBのフロントリムはセオリーと全く異なる右側(ラジアル側)にオフセットしており、ホイール全体のオフセットを少しでも増やそうという、涙ぐましい努力の跡が見て取れます。



オフセットホイールビルドのカガク-05 〜ZONDA DB に学ぶ〜https://www.do-blog.jp/sbf-sokasuzuki/article/57/より

参照元ではローター側にオフセットと述べているが、記事トップの画像と背景を比較すると反ローター側オフセットであることが分かる。特殊な構造だし、左右間違いは自分もよくやるので責められない。納得できない人はこちらを見てどうぞ



このような数々の努力により2:1採用のディスク仕様ホイールはめでたく製品化へと漕ぎ着けました。しかし、そもそもフォーク側が30mm近く右にオフセットし、リアホイールと同じように大きなオチョコが存在すれば、このような工夫は必要ありません。
DB系ホイールは更にワイドフランジに出来たでしょうし、スポークテンションの均一化、更に軽量化という点に関してもプラスでしょう。

つまり、ディスクロードは後もう1段階、互換性と引き換えに大きな進化を残しています。それがどの段階で実現するかは分かりませんが、フレームメーカー各社がより大きな利益を産もうと思えば、現行のディスクロードが十分普及した後の可能性が濃厚です。

幸いにもシマノはR9100の発売時に「リムブレーキを見捨てることはない」と発表し、ホイールメーカー各社もラインナップ縮小の気配は未だありません。ディスクロードの購入はUCIがリムブレーキを禁止してからでも遅くはないでしょう。






5.何故誰も語らなかったのか

推測レベルの話ではありますが、一部のホイールビルダーはこの事実を知っていると思います。大手ホイールメーカーのエンジニアなら確実に既知の内容でしょう。しかし、このことについて言及している記事は言語を問わず1つもありませんでした。(2017/10/29グーグル調べ)

その理由としては自転車業界に関わる誰ひとりとして、この情報は得にならないからです。フレームメーカーとショップは現行のディスクロードが売れなくなるとマズイ。ホイールメーカーはこれ以上規格に振り回されたくない。ビルダーは手組みホイールを滅ぼしたくない。三者三様で秘匿したい理由があるのだと思います。

しかし、ユーザーを騙して「これが最新です」と偽る行為は、本来あるべき発展を停滞させ、遠回しに自転車業界の首を絞める結果となります。人力ではありますが、レースに関わる業界です。メーカー各社は出来レースではなく、本当の技術競争をすべきだと思いませんか。






6.ディスクロードは『今』買いか

ここまで散々こき下ろした現行のディスクロードですが、魅力が無いわけではありません。太いタイヤも気兼ねなく使える広いクリアランス(シクロクロスに乗れば解決)に雨の日や下りでも安定したブレーキ性能(シクロクロスに……)タイヤ幅によってはオフロード走行も可能(シクロ……)など多くの利点を兼ね備えています。

また前述のアップデートは将来的に実現したとしても、フロントフォークの差し替えで現行ディスクロードでも可能です。もし仮に、今のディスクロードに乗りたいモデルが有るなら我慢するべきではないでしょう。















ENVEさんフォークもホイールも作っとんやし、30mmオフセットフォークとかちゃちゃっと作ってくれんかな。ワンチャン覇権取れるで
ちょいおこなお姉ちゃんの顔、琴葉茜








まあSESのディスク仕様はフロント左右でスポーク数同じだからちょっと厳しいと思うよ。個人的にはキャノンデールとMavicが組んでフロントイソパルスの互換性皆無なスシエボとか出してくれたら、それだけで白ご飯3杯は余裕かも
基本7





関連記事:ディスクロード記事に関するコメントまとめ from Twitter





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